アジャイル開発への取り組み

TGiNETでは、東京ガスのデジタル化施策に対して
素早いITサービスを提供するために、
アジャイル開発への取り組みを始めています。
ここでは導管ソリューション部
GISグループにおける、2016年度入社の
若手社員の取り組み事例をご紹介いたします。
※所属は当時のものです

業務の中のムダ、
アジャイル開発で解決します!

TGiNETの技術者として大切にしてほしいのは「技術者マインド」
日々の業務の何気ない作業の中でも常に「本当に価値のある作業とは何か?」と突き詰め続け、問題や改善点を発見する力、そしてそれを技術を用いて解決し、新しいソリューションとして定着させていくことが求められます。

ムダトリ3000開発メンバー

進捗管理/リマインドシステム
「ムダトリ3000」

STEP1問題の発見

ある日の3人

松元
若手社員は、社内ルールを学ぶために申請業務などの庶務的な作業を任されることが多いよね。
そうだね。業務に慣れていないということもあるけど、
思っていたよりも庶務にかける時間って多いものだね。
佐藤
この作業って本当に必要かなあと思うものもたまにあるよ。
負荷を減らして他の作業をしたいな、とか。
3人
今度始まるシステム開発の研修で、業務改善ができるシステムを作りたいね!

3人は普段の業務の中に潜むムダを洗い出し、特に社内で発生する調査に注目しました。TGiNETでは、あるシステムのデータ変更などに伴って発生する他のシステムへの影響調査や、その回答状況の確認、リマインドなどに時間を要していました。システムによっては、変更の影響が非常に広範囲に亘るため、調査の負荷が高いケースも多くあります。

「社内調査でのムダが省けると、
あるグループでは
年間3,000時間が
節約
できる試算になるぞ!」

システム名は「ムダトリ3000」に決定!

STEP2技術で解決へ

アジャイル開発手法を利用し、3人の開発チームで2~3週間の1サイクルを回します。1サイクルでプロトタイプを開発してグループ内で検証し、フィードバックの内容を元に5サイクルで改善。その結果、3ヶ月ほどで4つの機能を実装したムダトリ3000が構築できました。

  • メール送信リマインドリ

    未回答者のみ
    自動で適切なリマインド

    回答状況の調査を省く

  • 調査回答コタエナガ

    わからない時は
    他の人に回答を依頼

    わからないことで
    悩む時間を省く

  • 調査依頼キキトリ

    システム単位で
    調査を依頼できる

    システム担当者が
    誰かの調査、
    不要なシステムへの
    調査依頼を省く

  • 進捗管理オワッタカ

    マイページに
    未回答調査のみを表示

    自分の回答状況を
    覚えておくことを省く

ムダトリ3000構成図

ムダトリ3000構成図

STEP3TGiNET内で利用開始

グループ内でのテスト利用を経て、TGiNET内の他の部署へ展開していく段階となりました。
ここからは、システムを拡充改善し続ける技術力だけではなく、広く利用してもらうための社内調整など、ヒューマンスキルも必要となってきます。

ここがPowerUP

  • 社内ルールの習得

    新しいシステムを社内で利用するための各種申請業務を通し、社内ルールを習得!

  • プレゼン力・交渉力の向上

    他部署の担当者に対し、システムを利用することによるメリットを伝え、社内に広まるように周知するなどの調整ができるように!

  • 技術力

    社内調整を行いながらのシステム改修は超多忙。テスト自動化などの手段を利用して、効率よくシステムを改善していく技術力が向上!

  • 社内での人脈形成

    システムを最大限に活用するためには、同じような問題意識を持つ人に利用を広めてもらうことが大切。様々な部署のメンバーと会話し、社内の業務と担当者を知ることができた!

システムを活用した結果…

  • 調査の進捗管理
    作業に
    かけていた
    時間が短縮できた!
  • 自身の回答状況を
    覚えておく必要が
    なくなり、
    確認の
    手間が省けた!
  • 回答忘れによる
    実施漏れが
    減少
    した!
  • ムダトリ3000開発メンバー ムダトリ成功!

上司からのコメント

3人の上司
3人の上司:
谷口 健志郎

社会に貢献できるエンジニアであり続けるために、「問題を発見」し「技術で解決」、そして「ユーザに受け入れられるものを作る」スキルを高いレベルで備えるべきです。このスキルはXPやリーン開発等のアジャイル開発において要求されるスキルであり、逆にアジャイル開発経験から習得できるものでもあります。
この考えの下、彼ら3人の育成では現実の問題解決にアジャイル開発で取り組ませました。当社の育成としては前例のない取り組みだったため、周囲も当人たちも半信半疑の活動でしたが、マインドとスキル両面での指導を外力としてサイクルを回していきました。2回目のリリース後、ユーザフィードバックを予想以上に受けたことで「自分たちのシステムは価値を生む!」と確信し、彼らの中にエネルギー源が生まれたのを感じました。
今彼らは「高い技術者マインドと開発スキルを備えるエンジニアの道」を着実に歩んでおり、後輩達の良い目標になっています。
学生のみなさんにも、入社したら目指していただきたい姿ですね。