TGiNETのコア技術

日本の民間企業初のGIS
~地理情報システム「TUMSY」~

※GeoGraphic Information System

TUMSYとは

1977年に、日本の民間企業初の地理情報システムとして誕生した東京ガスのシステムです。ホスト集中型のシステムとしてスタートし、計算機の進化とともにクライアント・サーバ型、WEBサービス型へと変遷しながら、現在も東京ガスのインフラを支え続けています。

TUMSYの歩み
TUMSYは地図情報と、ガス設備やユーザの情報を統合しており、目的ごとにレイヤを切り替えて表示します。

利用されている学問・技術

TUMSYのベースとなる学問は、数値解析計算幾何学線形代数確率/統計などです。技術としてはプログラミング工学、リレーショナルデータベース、Java、JavaScript、アジャイル開発、Git、Redmineなどがあります。

TUMSYが与える影響

TUMSYのGISエンジン(情報を地図上に関連付ける機能)は、東京ガスの約50種類の業務アプリケーションにとどまらず、全国の都市ガス会社・上下水道・道路管理センターで利用され、その影響範囲は全国の約200団体にも及びます。
データ、アプリケーション、技術というシステムの根幹となる領域をGISエンジンが網羅しており、例えばOS(オペレーションシステム)などの技術的な変更があっても、システムの利用者がその変更を意識することなく業務を行えるように、GISエンジンで変更を吸収することが可能です。

システムにおけるGISエンジンの役割

TUMSY独自の強み

外国製のGISエンジンが台頭する中、TUMSYが40年以上利用されていることには理由があります。ガス管という地下埋設物を管理する上で蓄積され進化し続けてきた独自の技術があること、東京ガスの業務で培った施設管理のノウハウを、GISエンジンが吸収し続けているということ。また、東京ガスグループの業務に精通しているIT人財としてTGiNETがTUMSYを用いたコンサルをしていることも要因のひとつです。

開発者の声

自ら先端技術を生み出すことが可能であるフィールドや
文化があることが、TUMSYに関わる魅力のひとつです!

IoTの先駆け
~地震情報配信サービス「jishin.net」~

jishin.netとは

東京ガスが設置した約4,000基の地震計(SIセンサー)から自動収集した地震データと全国の気象庁の震度データを組み合わせ、超高密度×広範囲のセンサーネットワークを構築し、自治体などの公共向けにその地震データを情報配信するサービスです。
SIセンサーから収集した地震の測位場所名、緯度、経度、震度相当、SI値、GAL値などのデータ情報を即座にまとめ、Webやメールでリアルタイムに公開して、地震の初動対応時の判断に役立てられるものです。

地震情報配信サービス「jishin.net」

利用されている学問・技術

jishin.netは背景地図をGoogle Maps APIクラウドとを融合して表示し、そこにSIセンサーからの情報を統合して可視化しています。クラウド化することで、データセンターの同時被災などによるサービス停止のリスクを防止します。
また、東京ガスと大学との共同研究により開発された被害推定計算手法を取り入れ、被害の軽減に寄与しています。
現代において、IoT(Internet of Things)はセンサーやデバイスの「モノ」からインターネットを介して、人々の生活やビジネスを変化させる技術として大いに注目されています。jishin.netは2003年から本格稼働を開始しており、IoTの先駆けとなるものです。

超高密度な地震計測
超高密度な地震計測 
© 2018 ZENRIN CO., LTD.(Z18LE第1222号)

jishin.net独自の強み

東京ガス供給エリアにおけるSIセンサーの設置は1km四方で1基以上となっており、世界でも類を見ない密度の高さでのデータ収集を可能としています。
高密度な情報を高速で配信できることが特徴のひとつであり、jishin.netの利用者は、気象庁が市町村単位での震度データを発表するよりも速く情報を受信することができます。
この特徴から、jishin.netサービスは東京ガスグループだけではなく、各地の市区町村や都市ガス会社でも利用され、地震発生直後の状況把握に役立てられています。

開発者の声

jishin.netは日本に広く活用されているサービスで、今後も全国で活躍していくことが期待されます。社会貢献が目に見えることが嬉しいですね。